研究室配属・進学Q&A

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Q. 学外からの進学を希望しているのですが研究室見学は可能ですか?

A. 理工学府入試説明会の前日やその前後数週間の間で、毎年数回、研究室見学会を実施しています。希望者を対象に対面・遠隔のハイブリッドで研究室を案内しているので、お気軽にお問い合わせください。原則、2~10人程度のグループでまとめての案内になります。石川が退室した上で、研究室の在籍生と話すことのできる機会を可能な限り設けます。

Q. プログラミングについて学ぶ機会はありますか?

A. 研究室の新配属生には「無線通信100本ノック」という独自の問題集をこなしてもらっています。プログラミングや通信方式、情報理論の基礎を無理なく勉強し、IEEE ComSoc(通信ソサイエティ)の論文をスムーズに読み始められるよう設計されています。基礎問題と応用問題に加えて、未解決の研究課題まで含まれるのが特徴でしょうか(もし解けたらすぐ対外発表しましょう)。なお、本問題集の名称は東北大学乾・鈴木研究室の勉強会で用いられている「言語処理100本ノック」の影響を受けています。

Q. プログラミング言語は何を使いますか?

A. 好きなプログラミング言語を使ってもらって構いませんが、研究室内の共通資産形成のため、Python (NumPy / SciPy / Numba / CuPy) の利用を推奨しています。よりシビアな実行速度が求められる研究テーマではC++ (OpenMP / IT++) を利用するか、もしくは、数理計画問題として定式化してIBMのCPLEX Optimizer(世界最速の数理計画ソルバ)で解く場合が多いです。

Q. 週1回のゼミはどのように進めていますか?

A. 月末のゼミまでに今月の進捗と来月以降の計画について月次報告書としてまとめてもらっています。最低分量の指定があり、参考文献を除いてB4生は1.5ページ以上、M1生以上は3.5ページ以上となっています。月次報告書は論文執筆の練習を兼ねています。毎週のゼミでは月次報告の差分を確認し合い、参加者全員で問題解決のための知恵を出し合います。

Q. 週1回の輪講はどのように進めていますか?

A. 2冊の専門書籍を用います。科学研究の基本と論文の書き方については文献 [1] を用いて勉強し、5章分の要約レポートをA4用紙5ページ以内で作成してもらいます。無線通信の基礎については文献 [2] を用いて勉強します。1人1章ずつ担当し、N人配属の場合はN週に1回、20~30枚程度のスライドで発表してもらいます。各発表に対して1人2回は質問する必要があります。輪講は配属後約4+N週間で終わります。プレ配属生の場合は実験科目等のピークと重ならないよう柔軟にスケジュールを調整します。輪講が終わったら論文紹介ゼミになります。

  • [1] Barbara Gastel, Robert Day, How to Write and Publish a Scientific Paper, Greenwood, 2016.
  • [2] Andrea Goldsmith, Wireless Communications, Cambridge University Press, 2005.

Q. 研究留学は可能ですか?

A. 一定以上の研究能力と国際コミュニケーション能力を身に付けていれば可能です。キャリア形成や自己投資の観点で有益であり、卒業後はその機会が失われる(もしくはハードルが上がる)ことから、安全衛生が確保できる状況であれば強く奨励しています。研究プロジェクトによっては留学費用を研究費から支給します。給付型奨学金に申請する場合は書類審査と面接審査ともにバックアップします(ちなみに、石川はトビタテ!留学Japanの2期生です)。ただし、個人の経済状況や国際情勢、感染症の流行、留学先の都合等々の外因によって左右されやすいので、確実に可能とは断言できません。

Q. コンテスト参加やアルバイト等の継続は可能ですか?

A. 研究室として出席必須なのはゼミと輪講のみで、参加者の都合に応じて柔軟に調整しています。学部生には国際会議で発表できるレベル、院生には国際論文誌で発表できるレベルの成果が期待されています。特に、プログラミングコンテストへの参加経験がある学生や、アルバイト・インターンを通して培ったスキルのある学生を歓迎します。研究プロジェクトの一員として深く関わる場合は、院生だけでなく学部生も雇用して給与を支給します。

Q. お盆やお正月は休めますか?

A. お盆の週とその前週はゼミと輪講が休みになります。12月最後の週と1月最初の週も休みです。ただし、学位論文の進捗によっては、年末年始は特に忙しくなるかもしれません。

Q. 学位論文や対外発表論文に関してどのくらい指導を受けられますか?

A. 少なくとも3回以上は繰り返し時間をかけて添削しています。卒業論文に関しては約2ヶ月間、月2回の相互添削会を開催しています。論文添削を教員としての最優先業務と位置付けています。

Q. プレゼン発表に関してどのくらい指導を受けられますか?

A. 少なくとも1回は添削した上でメンバー全員の前で発表練習しています。練習会は計3~5回程度実施されます。

Q. 国内研究会や国際会議での発表に伴う旅費は支払われますか?

A. これまでの実績では100%支給できています。学会の年会費などの関連費用も研究費から支給します。

Q. どのようなスペックの計算環境が割り当てられますか?

A. 研究を進める上で高負荷なシミュレーションが多いので、できる限り最先端の計算環境が割り当てられます。 OSは基本的にWindowsですがMacもあります。なお、ディスプレイは目が疲れにくいノングレアのIPSパネル(もしくはADSパネル)のみ、椅子はイトーキのエフチェアを導入しています。

Q. 石川先生はどのくらい大学にいますか?

A. 基本的には平日は大学にいます。随時研究相談を受け付けています。深夜帯や休日は対応できないのでご了承ください(と言いつつ、Teamsでは気付いたときに返信しています。大学教員は専門業務型裁量労働制なので、みなさんからしたら定額使い放題です。ぜひ使い倒して大きく成長してください)。

Q. 共同研究している企業や大学を教えてください。

A. 研究室紹介スライドに最新の一覧があります。数多くの国際共同研究プロジェクトを進めています。ミーティングが英語の場合もありますが、みんなすぐに慣れます(慣れると言語は本質では無いと気づきます)。ちなみに、企業との共同研究に関しては、その契約の事実自体が秘密保持の対象となる場合が多いです。

Q. 卒研発表後にゼミはありますか?

A. 卒研発表後は任意参加の論文執筆ゼミが開催されます。

Q. 特別実験の二次配属で石川研に配属となる可能性はありますか?

A. あります。一次配属枠3名、二次配属枠2名です。